労働組合の活動についての試論
No.215
その一部分、
1、組合員拡大の対象について
(1)職場の中で100%を目指す。本店だけでなく各支店や営業所等の単位 でも空白克服、3人以上、100%へと目指す。公務員の職場等では、労 働者の居る職場はたくさんに分散している。そのそれぞれの職場にて同 様。
(2)産別または関連職場にて同様。そのためにも労働組合は産別・個人加盟 が前提的原則。但し、企業内組合でも、同種の業種の他職場との仕事的・ 組合的付き合いはあるはず。またはなくても造っていく必要もある。
(3)職域の他産業職場への働きかけも。職場の周りには、地域的に色々な職 場があるはず。朝ビラ等、日常的な働きかけを。地区労としての取組も。
(4)職場内外での非正規・不安定雇用労働者の組織化抜きに、正規労働者の 労働条件改善はあり得ない、との観点からの取組を進める。
2、組合員拡大の意義と上の対象認識を、幹部だけでなく、組合員全員の認識 になるよう、日常不断の組織内努力を。
3、「数の力」とか「組合員拡大なくして要求実現なし」等々、従来からのス ローガンの再発見・再認識を。日本の労働組合運動の再建、発展の不可欠の 課題であることの再討議を。幹部の皆さんとは、単なる「要求実現のため」 に留まらず、日本社会の民主的改革の為の不可欠の課題だとの角度からの議 論を、もっと深めたい。