忙中閑あり
No.246
腰痛の医者から「歩くように」と言われていることもあって、合間を見て、連休中の一日、ハイキングというか、軽登山というか、以前からも機会があればと思っていましたが、念願の「賤ヶ岳」(標高421m)へ登ってきました。北陸本線「余呉」駅にて下車、余呉湖の東側の尾根から登りました。写真は、南西方面に広がる琵琶湖の最北東部の一部です。辛うじて竹生島も写っています。帰路は、頂上南側直下のリフトに(は乗らず、)沿った下山路を下り、木ノ本駅まで歩きました。願わくば、リフト乗り場から、東へ下山せず真っ直ぐ尾根を南下、山本山まで歩くコースがいいそうなのですが、時間もなく、今回は断念しました。
頂上や山中に、誰が砦を築いたとか、誰と誰が闘ったとか、等々の案内や標識もあり、「歴史好き」の人には、そういう時代に思いをはせる楽しみもあるでしょう。私としては、その砦に石を運んだ人たちの山登りの苦労は如何であったろうか、案内の看板には「兵士の血で余呉湖が真っ赤に染まった」とも書かれていましたが、名もなき雑兵たちは一体どんな想いで戦に参加したのか、させられたのか、といったようなことを思いながらの山中でした。刀や槍が鉄砲と大砲に変わり、今やミサイルと核兵器に変わり果ててしまいましたが、人の命を奪うことが、なぜ戦争なら英雄になるのか、科学技術の研究や発展は一体誰の為に何の為に、といったようなことを、あらためて考えさせられる登山ではありました。
忙中閑ありと、標題には書きましたが、道中にも、電話は相変わらずですし、こちらから掛けなければならない用事もあります。「きょう日中の対応は難しいです」とはご返事しながら、今どこに居ますとは敢えて言わず、電話だけで用を済ますこともできるというのは、やはり便利な世の中になったと、「サボってる」感を和らげてくれる効果もありといったところでしょうか。
