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活動日誌

生活相談アラカルト

No.623

 議会外の活動というか、議会内での活動の源(みなもと)である市民の皆さんのくらしの実態や要求、生の声などをお聞きすることの大切さは言うまでもありません。こちらから聞きにまわりたいのですが、最近は、というよりずっと一貫して、その間もないくらい、ひっきりなしのご相談依頼です。もちろん、そのこと自体、声をお聞きする機会であることは当然ですが。最近の特徴のひとつは、借地借家、住まいに関するご相談が増えていること。「家主が、従来の「大家」さんから不動産会社に変わり、立ち退きや家賃の大幅値上げを言われている」類のものです。関連して、「民泊」が近所に開業予定だがどう対処すればいいか、とのご質問も少なくありません。これについては、私も簡単な4ページものを創っていますので、必要ならお気軽にご連絡下さい。お届けに上がります。なお、前者については、立ち退きに従ういわれはありませんし、また家賃値上げにも応じたくなければ応じなければいいのです。契約ですから、双方の合意が前提であって、納得がいかないなら話し合えばいいのです。「従前の家賃で」と言えばいいのです。
 今ひとつの特徴は、刑務所から出てこられた方や、精神に障害を持っておられるなど、ハンディキャップを抱えた人たちからのご相談も増えていることです。前の話は、えん罪でなければきちんとした反省がなければ応援できません。二度と繰り返さないという約束と決意が、私が支援する条件です。警察のやっかいになったとか、有罪を食らったとか、そういうレベルの問題ではなく、社会的に、他人の基本的人権を侵したということへの本質的反省が必要だ等の話をして、今後の生活再建について相談します。「社会が悪い」ことは、理由になりません。以前は法務省の施設も活用したのですが、最近は、「ホームレス」対策と同様の福祉サイドからの支援策も活用しています。後者の障害者の方のご相談対応も含め、なかなか単純ではありません。社会の縮図というか、世の中の歪みやひずみがいろんな形で人の心をむしばんでいます。

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