倉林明子参院議員と一緒に街頭宣伝
No.655
10月4日、元市会議員同僚の倉林明子参議院議員と一緒に街頭宣伝。大石橋・九条大宮・九条七本松・西大路九条の4カ所で訴えました。
来るべき総選挙に向けての私の思いは以下の通りです。必ずしもその通リに訴えているわけではなく、これは場所と時と対象によって話の濃淡はありますが。
(1)10年前の教訓は「期待外れ、ガッカリだった」ではなく、何はともあれ国民の投票の力で政権が交代したこと。「政権交代」のスローガンに期待しそれまで投票に行かなかった人たちや、自民党支持でもどちらかと言えば自民党、との程度の自民支持者、通常は共産党支持だけれども今回は「交代」にかけてみようと思った人、などが民主党政権を生んだと思います。いずれにせよ(投票の為の)エンピツ一本(美空ひばりさんみたいですが)で世の中が変わったというのが最大の総括ポイントだと思います。
(2)今度は「ガッカリ」は心配無用ということをどれだけ訴えられるか。その根拠は、恐縮ながらブレない日本共産党も形はどうあれ、何らかの形と方法で政権の一翼を担わさせていただくこと。何よりも野党連合政権ですから、野党の結束した力を合わせることが、10年前との決定的な違いでしょう。ここへの確信を訴えること。
(3)逆に、日本共産党が何らかの形ではあれ政権の一翼を担うことへの国民の不安を払拭すること。心配無用をご理解いただくこと。独自の見解や主張はありそれは逃げも隠しもせず訴えますが、一方、政権の一員としては勿論、その政権の、特に連合ですから、一致できる政策の範囲での活動となるのは当然です。この点での卑近な例をずっと考え中ですが、例えば「みんなで登山中、誰かが、もうここまでで引き返そう、と言ったら、もっと登りたい人も団結優先で、みんなで引き返す」とか、「私は消費税5%が目標だが、仲間の中に8%という人がおられたら、譲って8%で力を合わせよう」等々。
(4)新しい政権が何をするのか、「あなたの、その要求が実現できます」という国民の各要求に噛み合った政策をどう打ち出すか。「最低賃金底上げ、雇用の正規化、中小零細企業支援」等々、身近で切実な要求実現の例を示すとともに、ジェンダーとか原発、環境問題等も打ち出していく必要があると思います。既に野党間、また市民連合の皆さんたちの提起もあって、既にこれらの点は随分議論が深まっています。話を聞いていただく相手の方の要求と関心に噛み合った訴えが要ると思います。というより、本来なら、あなたが総理大臣だったら何をしたいですか、あなたのその願いを、他ならぬ連合政権がやりますよ、一緒に力を合わせてあなたも一支持者から「政権与党国民」になってください。あなたが主人公の政治を一緒に創りましょう、といったことをどう呼びかけていくか、引き続き考えていきたいと思います。
(5)新政権実現の為には、勿論、全有権者に訴えなければなりませんが、特に、「潜在的にはもう自民党には愛想がつきかけているがではその次の展望が見えない為に選挙に行っていない人、選挙に行っているヒマもないし関心を寄せる余裕もないと思わされるほど生活に追われている人たち、自民党政治に追い詰められている人たち」に、どう呼びかけどう行って頂くか、どう展望を語り「力を合わせて暮らしと政治を変えよう、あなたの一票で暮らしが変わる、変えることができる」と訴えることができるか。
(6)勿論、これらの前提は野党の結束であり、そういうレベルでの団結、決意であり、具体的な政権構想・政権政策の練り上げ、更には、候補者の調整も必要です。とはいえ、当然のことですが、これは各党の幹部の皆さんに頑張ってもらうしかありません。勿論、私も「下から」の共闘前進の為の努力はしなければとは決意はしておりますが。
そんなことを考えながらの街頭宣伝ですが、ない知恵を絞りながらの思案中の毎日です。