生活相談が増えています
No.704
生活相談が本当に増えており、何とかお役に立てればと、必死に対応に走り回っている毎日です。刑務所や拘置所に入っている方からの差し入れ要請や出所後の生活についての手紙を頂いたり、役所からのハラスメントかどうか、心の病の方もおられます。サラ金や民泊対策など、古くて新しいご相談も絶えません。国と市による京都駅周辺の規制緩和の影響で、家賃や地代の値上げ、立ち退き等の問題も少なくありません。転居先と言っても、これもまた国と市の「持ち家政策」が要因ですが、南区の市営住宅は30〜40倍の倍率で、全然当たりません。民間の賃貸物件も、特に高齢者にとっては簡単ではありません。親しい大家さんとは、常に情報交換しています。生活保護とか、医療・介護の保険料、一部負担金・利用料等々の支払いが大変とのご相談は、絶えることがありません。最近は、引っ越しのお手伝いとか文字通りの「アッシー君」役とか、自前の宣伝カーが大活躍です。法律事務所の先生方や事務員の皆さんたち、また司法書士の先生には、本当にお世話になっています。
どんなご相談でも、国や市の政治の壁が立ちはだかることが少なくありませんが、最近、未払いの残業代を数百万円規模で遡及支給実現という成果が実りつつあり、近日解決の見込みです。さすがは弁護士の先生のおかげです。私の試算より高額になりました。裁判に至らず、先生が、会社との交渉で示談として頂きました。私は先生を紹介したり、本人さんを激励したり労基法の説明をしたりしてただけですが、本当に嬉しい結果になりました。また、これは先生に依頼せず、私で対応中ですが、労災の申請も通り、現在、療養補償給付が実現、休業補償も申請中です。会社の協力が得られない状態ですが、その旨の申告もして監督署には受理してもらっています。ほんの僅かの事例ですが、こういう労働問題は、その背景に、もっと多くの潜在的案件が横たわっていると思われます。実際、職業病と思われるケースで、確かにその証明は簡単ではありませんが、思い切って申請しようと提案しましたが、残念ながら本人さんが「監督署が会社に来たりしたら困る」と断念された事例もありました。明らかに「ブラック」と思われる企業を退職、従って社宅とされていたアパートも退去、といったケースで、これは福祉事務所とも相談・連携の上、何とか住居の確保や今後の生活再建に、今、繋がりつつあるとの事例もありますが、如何に正しいことでも一人で会社に立ち向かっていくことは非常に困難です。もっともっと埋もれているケースがたくさんあると思われます。更に幅広く相談窓口を拡げなければと痛感しています。
税金や保険料が払えない等、役所が相手当事者である場合などは、やはり立場が弱く、相談というよりは、気の強い人は喧嘩になったりすることもあって、間に入ることもあります。相談窓口とは思いにくいのでしょう。市ももっと市民向け職員の人員増や相談窓口の門戸拡大など、そして勿論、暮らしや福祉改善の制度見直しなど努力すべきでしょう。それでも、先日は、これは宇治市の例ですが、生活保護申請にあたり、水道も止まりそうだとの現状を訴え、「京都市では水道局と福祉局とで連携を図るように私も求めてきた」と紹介して、宇治の場合、幸いなことに水道局も同じ市役所内にあり、その場で福祉事務所職員が本人に同行して「命の水を止めないように」と折衝、保護費が支給されれば水道代も払えると約束もして何とか給水停止ストップが実現しました。この福祉事務所職員さんには本当に感謝です。
書き出したらキリがありませんので、とりあえず最近の活動報告の一端の紹介です。